【窮奇編 -紅の月-予告】
少女よ 
守りたいものがあるのならば 
力を貸そう 
我が命はそなたのものなのだから 



守りたい


君に出会ってはじめて思った



大切な人だから


何をしたって守り続けたい


苦しまないで
オレがそばにいるから

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傷つけたくない

自分を見て笑ってくれた人だから


守らせて

私のそばにいてくれるから



人って大切なものほど傷つけちゃうんだね・・・

なにがあったって私はあなたたちを唯一の式神に、って思ってるよ



今、一人の陰陽師と一人の冥官の逸話がはじまる



-----彰子っ!








守るために、ですわ


生きることをあきらめた私よりも、彼は強く生きている

私は、あの子の命のともし火を消したくないだけなのです


ねぇ、父上?