零れ落ちる星
「オハヨ、ヒバリ」「おはよう、」
は幼馴染で恋人の雲雀恭弥の隣にカバンを置いて座る。
「そういえば、。今度近くの教会でパーティがあるって知ってた?」
「パーティ?」
「そう」
は首を振った。ヒバリは教会でのパーティについて教える。
そこの司祭が還暦を迎えるということで、町の人間達にも祝ってほしいそうなのだ。
「私たちも行っていいの?」
「うん。もしも予定が空いているのなら一緒に行かない?」
「でもヒバリ、人がいっぱいいるところはいやじゃないの?」
「がいるのなら」
ヒバリは笑って言う。
はうなずいた。
「行く」
そして日曜。
ヒバリとは教会前で待ち合わせていた。
は淡い青のドレスを着ていた。
時間を確かめるように何度も腕時計を見つめる。
「早く来過ぎたのかな・・・・・」
小さく溜息をついて、前を見ると雲雀が手を振っていた。
の顔が嬉しそうに輝いた。
「雲雀!」
「お待たせ、・・・・・・・ワォ、可愛いドレスだね」
は顔を真っ赤にさせた。
雲雀は面白そうに笑う。
「さて、入ろうか」
「うん」
二人は腕を組んで中に入った。
「人が群れてる・・・」
「雲雀・・・・・やっぱりやめようか」
の顔が悲しそうに曇ったのを見た雲雀は首を振った。
「いいよ。どうせタダで料理食べられるんだからいいじゃない?」
「・・・・・そうだね」
「何か料理持ってくるよ。はここにいて」
「うん」
を壁際に残し、雲雀は二人分の料理を取りに行く。
は一人じっとそこに立っていた。
「おやぁ?可愛い子だね〜」
煙草のにおいが漂うとともには数人の男達に囲まれた。
「怖がらなくてもいいよ?俺たちと楽しくやろうぜ」
「ひ・・・・」
「うん?どうかした?」
いかにもヤのつく自由業者といった風体である。
は青ざめて、男達の背後を見た。
冷ややかな声が背後からかかる。
「人の彼女に群れているのなら容赦なく噛み殺すけど?」
「雲雀!」
「げっ!並盛の雲雀だ!!」
「さっさとのそばから離れてくれないかな?邪魔なんだけど」
男たちは雲雀と目を合わせると逃げるように去っていく。
はほっと肩の力を抜いた。
「・・・・・」
「大丈夫よ」
「まったく・・・・あぁいうのに囲まれたらすぐに僕を呼んでって言ったじゃないか」
「そうだね・・でも・・・・雲雀なら絶対に来てくれるって信じてたから」
の不意打ちに雲雀は黙ってしまった。
「雲雀?」
「まったく・・・・って恐れを知らないというかなんというか・・・・」
雲雀は小さな笑みを浮かべてを見た。
は小さく首をかしげて見返す。
「そういうところも好きなんだけどね」
不意打ちの口付けには顔を真っ赤にさせる。
「愛してるよ、」
「雲雀、ずるい・・・・」
「なにが」
「・・・・・あっ」
不意に視線をそらし、は窓の外を凝視した。
雲雀もそちらをむく。
「流れ星・・・」
教会内にいた者たちが次々に窓の外の光景に見入っている。
ちょうど流星群が流れていたのだ。
次々に流れる星をうっとりとは見つめた。
「・・・・」
「キレイね・・・」
「・・・・のほうがよほどキレイだよ」
雲雀は小さく呟いた。らしくない台詞だ、と思いながら。
そしてほんのちょっとだけ星々に感謝した。
に大切なことを伝えるこの日に、美しい舞台を用意してくれたことを・・・・
「・・・・・・」
そっと君の耳元に永遠を囁く
星の光に煌いた君の瞳が驚きに染まるのを見つめながら
さぁもう一度踊ろう
星空の下で
雲雀じゃねぇぇぇぇぇ!! 第一声がこんなんですみません、ほんと やっぱり慣れないと大変なことになりますね 晶さんの怒り顔が目に浮かぶ・・・・・・ 管理人は絵がまったくだめですからね 最近に至っては棒人間もいいとこです やはり精進が必要なようですね・・・・・・